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いいですか、秋川さん。
ヒットを喜んではいけません。

ー新井満ー


意味が分からなかったので、弊社社長にお伺いしたところ。。。



『千の風になって』は、「Do not stand at my grave and weep.」という作者不詳の詩に新井満が日本語訳の詞と曲をつけたもので、2001年に私家版のCDとして制作。わずか30枚。家族を失って悲嘆にくれる友人に配った。
直訳すれば、「私のお墓の前に立って泣かないで」。私は風になって空を飛び、鳥になり星になって、いつもあなたを見守っている。そんな内容の歌。

二年後、朝日新聞の「天声人語」で紹介されてから注目されるようになり、テノール歌手・秋川雅史が歌って人気に火がついた。2006年の大晦日、NHK紅白歌合戦でこの歌が披露されると、翌年CDがヒットチャート上位にランクインし、ついにはミリオンセラーを記録するまでになった。作者の新井のもとには、全国のファンから七千通もの便りが届いた。
ポップスではなくクラシック歌手が、日本でミリオンセラーを記録した例は過去に無い。
秋川は新井に報告の電話をかけた。
すると、意外な返事がかえってきた。

「いいですか、秋川さん。ヒットを喜んではいけません。」

普通ならヒットして、喜ばない人はいない。
しかし、この曲は違う。『千の風になって』が多くの人に迎えられたということは、大切な人を失って苦しんでる人が、それほど大勢いるということ。その切実さに思いを致さなければならない。作り手側に求められる敬虔な心を、新井は秋川に伝えたかった。

この言葉に、秋川は歌い手として、大きな衝撃を受けたと語った。
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